こんにちは、Motoです。
今回は、しまじろうの「こどもちゃれんじEnglish」で英語が話せる子供に育てることができるのか?
…というテーマで、効果を推察してみようと思います。
今、子供の語学教育の進め方についてアドバイスしている方が「こどもちゃれんじenglish」に参加されていて、実は、うちでも娘がまだ小さかった頃に加入していました。
当時は、どうやったら子供が英語を話せるように育つのかが全くわかっていなかったです。
そんな当時の僕と同じような感覚で、何となく「こどもちゃれんじenglish」加入している方って結構多いと思います。
娘を小学生のうちに、中国語と英語でコミュニケーションが取れるレベルに育ててきた中で、絶対に外せない「スクールや教材選び」について6つのポイントを意識するに至ったのですが、今回は、その6つのポイントに落し込んで詳しく見ていきたいと思います。
【トリリンガル育てたパパの効果推察】こどもちゃれんじenglishで英語話せる子供に育てられる?
結論からいうと、「こどもちゃれんじenglish」だけでは「英語が話せる」というレベルに到達するのは難しいです。
後述しますが、「こどもちゃれんじEnglish」のカリキュラムを見る限り、最終的に到達するレベルは、「初歩の基礎英語」になっているからです。
ただ、そのレベルに到達する前に、必ず習得しなければならないスキルは確実に学べる…そういう教材です。
なので、要はどういう目的をもってこの教材と向き合うかが大事になります。
まず、「こどもちゃれんじEnglish」の最新の内容を把握すべく公式サイトで情報を確認してみました。
特徴としては、以下が謳われてます。
- 幼児期の学習を支える専門家の監修
- 小学校までの英語学習を支えるカリキュラム
- 年齢にピッタリの教材を都度お届け
- 続けやすい価格、お届けペース
- 触れる語彙数は中学校より多数(中学1200語→ちゃれんじ1870語)
- DVDでインプット→玩具でアウトプット→BOOKで定着という環境を整えている
娘の中国語と英語の習得の取組みを通じて実感に至った、「教材やスクール選びに必要な6項目」に落し込んで見ていきます。
直接法か間接法か(講師が話す言語)
こどもちゃれんじの教材は、少し日本語が混じりますがが、ほとんど英語なので、基本的には直接法と捉えて良いと思います。
なので、こどもちゃれんじEnglishでは、英語で英語を習得していく流れになります。
次項等で触れますが、年齢的には幼児期であり問題ないのですが、英語で英語をの場合、英語への接触頻度がかなり重要になってきますので、環境整備が大事になることはパパママがしっかり意識する必要があります。
年齢
小学生に上がる前までの5年間を対象にしているので、年齢的には無意識的な言葉の習得が可能になる時期です。
この時期に、上手く英語を習得していければ効果は間違いなく得られます。
頻度が高ければ、直接法による習得の効果も高まります。
カリキュラム
こどもちゃれんじenglishは、年齢によって5つのコースに分かれていて、基本的に5年間かけて修了する仕組みです。
全コースが完了した時に習得できるスキルは、「初歩の基礎英語」のレベルになります。
それぞれ、習得できる語彙数、各コースの特徴についてまとめました。
参考にしてみてください。
ぷち 672語
- 英語ならではの音やリズムを聞き取る耳を育む
- 英語の音・リズム感覚を身につける
ぽけっと 780語
- 2・3歳児の耳の良さを生かして英語の「聞く力」「まねして話す力」が育つ!
- 英語を聞いて、まねして言う
- 聞く
- まねして話す
- 英語を発音する土台
ほっぷ 746語
- 年少さんで広がる興味を活かして、「聞く話す読む」力が育つ!
- 英語の意味を理解して口に出して言う
- 聞く、話す、読む
すてっぷ 713語
- 「英語でやりとりする力」と「読み書きの基礎力」を育む
- 英語でやりとりする/アルファベットを読む
- やりとりする力
- 聞き取る力
- 読み書きの基礎
じゃんぷ 1060語
- 小学校につながる英語への自信を育む
- 「聞く」「話す」「読む」「書く」力を育む
- 読む
- 書く
- 話す
最終的に習得できる実際の英語フレーズ例
…, please.
Can you help me? – OK.
Thank you.
I love you.Touch …. / Step (on) ….
Can I have one, please? – OK.
Happy Birthday.I like ….
Let me in. – OK. / No.
Here you are.
I’m ready. / Not yet.Where is …?
Are you OK?
Yes, I’m OK. / NO.
I’m ….I want …, please.
You can do it
I can do it.
More, please.I’m …. / I want to be ….
Let me try.Is this yours?
Yes, it’s mine.
No, it’s not mine.
以上がカリキュラムでした。
総じて「初歩の基礎英語」が習得できるカリキュラムになっています。
4方向からのアプローチ 読んで書いて聴いて話す
DVD、本、教育玩具主体なので、「聞く話す読む」の3方向からのアプローチの仕組みは整っています。
上級コースになってから「書く」がスタートする仕組みになっています。
幼児期であるので、「聞く話す読む」の3方向を軸にして、「書く」は後回しというスタンスでもOKです。
その言語に触れる時間、頻度
パパママがしっかり環境を整えてあげるべき領域です。
親は英語が話せたりする必要はないけど、熱意や高いモチベーションは必須になります。
そういう親でないと、子供をこの教材に触れさせる時間を確保したり、いろんな工夫から楽しく接触頻度を高めたりってことができません。
家でやれることの最大のメリットは、接触頻度を高く維持できること。
親の熱意の差が思いっきりでる領域なので、パパママの腕の見せどころです。
定着度を高める仕組み
個人差もあるけど、定着度は結構見落とされがちなポイントでもあります。
忘れた頃に以前のDVDやエデュトイを与えたりすると、飽きることなく何度も復習みたいな取組みが出来ます。
一通りやった教材は、一旦別のところにしまって保管しておくと、復習の時に新鮮な感覚を感じながら以前の教材に向き合えるのでおススメです。
こどもちゃれんじEnglish まとめ
全体として良い教材だと思います。
カリキュラム的には、「初歩の基礎英語レベル」が最終的に到達するレベルです。
小学校3年生から始まる英語に向けた準備というスタンスなら最適なものだと思います。
最終的に到達するレベルを事前検討しておくべき
ただ、到達する英語レベルは、かなり初歩的な内容ですので、高度な英語力を小さいうちに身につけたい場合には不向きかなと思います。
というのは、繰り上げて次の号の教材を届けてもらうことができない規約になっているんですね。
もし、繰り上げが可能なら、どんどん上のレベルへ進んでいって、こどもちゃれんじEnglishでのカリキュラムを全て修了した上で、別の教材へステップアップという流れが可能になるんですけどね。
繰り上げが出来ない以上、あらかじめ「こどもちゃれんじenglish」で到達できるレベルを事前に見据えておき、「5年という長い時間をかけて到達するレベルがその水準で良いのか?」を検討しておく必要があります。
小学校に入ってから本格的に英語を始める・・・と考えているならOK
逆に、小学校に入ってから本格的に英語をスタートする、と考えているなら問題ないです。
小学校に入ってから本格的に英語をスタートしても、かなり高いレベルに到達させることは十分に可能です。
僕の娘は小学校2年生から文法を順番にやっていく英語スクール(英語塾)に入りました。
3年半で全てのカリキュラムを終了した時は小5の途中でした。
その時、ナチュラルスピードで話すアメリカ人の英語が問題なく聞き取れて、年相応の受け答えで会話成立レベルに到達していました。
日本の英検換算で英検2級が受かるか受からないかボーダーの水準に到達していました。
特にリスニングの力がかなり強く、オンライン英会話では、どのスクールでもかなりびっくりされるスキルに到達していました。
英検準一級とかTOEICで900点越えみたいなスーパーキッズのような成果ではないですが、正直、娘が到達したレベルはかなり上々だと思っています。
娘の場合、小2で本格的に英語をスタートする前は、体系的な英語の取組みはやっていませんでした。
散発的なものばかりでしたね。
なので、こどもちゃれんじEnglishで最終的に到達できるポイントはそこまで高くないですが、小学校から本格的にどこかのスクール等で本格的に学び始める予定であれば、その前段階の準備としてはとても質の良いものになると思います。
頭の中に「初歩レベルながら、自前の英語フレーズのストックが出来上がっている」…みたいな状態にしておきたいです。
伝わりますかね、この感じ??
なので、親が整備すべき領域である、
・接触頻度をしっかり確保していく
・定着度を高める取組みをやっていく
この部分でパパママがしっかりサポートを行い、初歩の基礎英語レベルが、聞けて話せて読める状態に仕上げることが大事になってきます。
こどもちゃれんじEnglishのほっぷ、すてっぷでは、「書く」ことも始まるので、その部分もしっかり取り組めるよう環境を整えたいです。
というわけで、今回はこどもちゃれんじEnglishで、英語を話せる子供に育てることって可能なの?
というテーマでお話ししてきました。
単純にこの教材だけでは、英語話せる、というレベルまでには到達しませんが、そこに到達するまでに必要な初歩のスキルはしっかりと身につけることが可能なカリキュラムになっています。
小学校の授業の英語への準備としては十分なレベルですし、小学生になってからどこかのスクール等で本格的に英語を学び始める前段階のスキルとしてもオススメできると思います。
目的を見据えつつ、上手く利用してみてください!