こんにちは、Motoです。

今回は、子供が英語を喋ろうとしない、発話があまりない…ことに関して、基本的に心配はあまり必要ないというケースが多いですよ…という内容をお伝えしていきたいと思います。

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なぜこのテーマを今回選んだかというと、この手のご質問やご相談、とても多いからです。

ほとんどが、子供の語学に意識高いパパママからのご相談です。

・発話がない
・喋ろうとしない
・アウトプットない
・スピーキングが弱い

などなど。

とてもご心配だと思いますが、基本的に、子供の語学は「押さえるべきポイントをしっかり押さえて」日々積み上げていくことで、一定のレベルにまでは普通に到達します。

ですので、過度な心配は必要ないことをお伝えできればと思います。

そもそも、僕の小2から3年半通った英語教室は、4技能のバランスがしっかり考えられた上で運営されているスクールで、子供の語学力の成長において環境的にかなり理想的な状態でした。

そんなスクールであっても、「話す」という技能の成長は、他の技能と比べ成長スピードは遅かったです。

これは僕の娘だけでなく、同じクラスの生徒たちも同様に起こっていたことでしたし、そのスクールの他のクラスの子達にも同じように起こっていたことです。

つまり「話す」というスキルは、そのような性質を伴ったものです。

そのことを把握せず、過度な心配をすることに陥ってしまっているパパママがとても多いので、今回の記事が少しでもお役にたったとしたらうれしいです。

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■結論→ほとんどが心配無用 理由は発話練習が足りてない場合が殆どだから

結論からお伝えすると、子供の英語の発話、アウトプットがなくても、心配いらないケースがほとんどです。

なぜかというと、発話練習=スピーキングによるアウトプットの練習をしっかりやってないか、それが足りてない場合が殆どだからです。

なので、お子さん自身に何か問題があるわけでも何でもなく、単に、発話力やスピーキング力を伸ばすための適切な練習が十分でない…というだけのことです。

■なぜ発話練習必要なのか?

なぜ発話練習が必要かと言うと、「話す」というスキルは、ある種、特殊なスキルだからです。

なのでインプットしたからと言って、必ずしもアウトプットへは繋がらないです。

日本人にとって、日本語で話すことは当たり前で、むしろ「書く」スキルの方がより大変に感じることが多いと思いますが、言語という観点では「話す」ことの方が難易度が高いです。

これは僕自身が海外で約25年間、つまり外国語の世界で約25年間過ごしてきた実体験上、身に染みて理解していることです。

■「話す」スキルが特殊である理由

発話、スピーキングがなぜある種、特殊なのかについて以下3つお伝えしようと思います。

■理由1→「読む聴く」と「話す書く」は正反対

話したり書いたりというスキルは難易度が高いです。

簡単に言えば、「読む聴く」は正しい英語が自分以外のところに存在していて、それを読み、或いは聴いて理解するという流れです。

でも「話す書く」は、自分の中に正しい英語表現が存在している必要があります。

つまり、スキルとしての性格が異なるわけです。

なので、発話練習、発話訓練が、別途、確実に必要になります。

これが1つ目。

■理由2→自分の独自の英語の話し言葉のデータベースの蓄積が必須だから

2つ目は、「話すこと」が実現するためには、自分なりのオリジナルの英語表現や言い回しのデータベースがしっかり蓄積できてないと伝えられないから…これを挙げたいと思います。

日常会話程度の英語でも、話せる人と話せない人がはっきり分かれてしまっていますよね。

実際、日常会話は、難しい表現はあまり使われておらず、シンプルな言い回しで成立しています。

でも話せない人は話せません。

自分なりの英語表現や言い回しのデータベースがないからなんですね。

同じく、リスニングやリーディングのスキルは凄く高い人でも、話すとなると全くできない…というパターンの方々がいます。

こういう属性の方々って、決して英語がわかってないわけじゃないですよね。

これも同様で、自前の表現のデータベースがないんですね。

なので、アウトプットを想定したインプットの練習をしたり、同時に、発話練習も実施していく必要があります。

これが2つ目です。

■理由3→「話す」ことは瞬時に多くの処理が必要なスキル

そもそも「話せる」には、「聴き取れる」が実現していないと断続的コミュは成立しません。

が、ここでは割愛し「話すスキル」にフォーカスしますが、「話す」ということは、

・聴き取って
 ↓
・どう受け答えるかをまとめ
 ↓
・どんな表現で伝えるか考え
 ↓
・話す

このような流れを瞬時に実施する必要があります。

意味が通じるように言語を組み立てる必要がある上に、与えられた時間も限られています。

なので話すスキルは特に難易度が高いわけです。

■最後に1つ注意点

ここまで3つの観点からお伝えしてきましたが、最後に1つ注意点を補足します。

それは、言語的なスキルと、コミュニケーションスキルは別物とうことです。

ここを混同しないように気を付ける必要があります。

仮に「コミュ力的な部分」で何らかの問題があることで発話が出てこないようであれば、それはそれで別途適切な対応が必要になってきます。

言語的なスキルということであれば、発話練習をしたり、時間を増やしたりすることで改善が見込めますが、コミュ力上の問題ということであれば、対応は変わってきますので、この部分は注意が必要となります。

■まとめ

以上まとめると、

・「話す書く」というスキルは「読む、聴く」より難しい
・特に「話す」は他の技能と比べ、ある種特殊なもの
・なので、発話練習が別途必要
・だた、それが相対的に足りてないことが多い
・よって発話練習により問題は大きく好転することが多い

という事が挙げられます。

なので、自分の子供が、思ったほど英語での発話が出てこないからと言って、過度な心配をしてパパママがストレスを感じてしまう必要は基本的にはない…ということができます。

気長に構えつつ、発話の部分の練習、機会を意識的に増やすというスタンスをとり、楽しみながら実践していくことで好転していくでしょう。