こんにちは、Motoです。
僕自身、娘にはとにかく英語を身につけさせたい、とにもかくにも英語だ…ずっとそう思っていました。
僕自身が英語力をアップさせるのにとても苦労した経験から、やはり小さいうちに身につけてしまうことが
- 最も楽に
- より高いレベルのスキルを習得できる
…ずっとそう思ってきました。
その考えは今も変わらないのですが、時代の流れとともに世界に変化が起こり今は、英語だけでなく、中国語も気になっている、というパパママも少なくないと思います。
今回は、子供の英語、そして中国語、この両言語を「最短」でスキルアップする方法をお伝えしたいと思います。
とにかくキーワードは「最短」です。
まず僕についてですが、これまで
- 英語圏のアメリカに10年以上
- 中国語圏の台湾に7年
の滞在歴があり、英語圏、中国語圏、それぞれで様々な体験をしてきました。
同時に、小学校卒業までに娘を、日本語、中国語、英語の3言語話せるトリリンガルに育てました。
これらの経験をベースに今回のテーマについてお話していきたいと思います。
子供が英語と中国語を「最速」で習得する超現実的な方法
早速結論をお伝えします。
短期徹底集中講座のある海外の語学スクールを探す
↓
夏休み等を利用して現地でレッスン受講
期間は1ヵ月半~2か月
↓
帰国後は
・オンライン英会話
・オンライン中国語
・英語や中国語のアニメ、漫画、ドラマ等
など、子供が好むコンテンツを生きた教材として
スキルのキープ&さらなるスキルアップをムリなく実施
このスキームを2つの英語、中国語の両言語で断行する。
この流れが最速です。
子供1人ではムリだと思うので、結果的にはママかパパが一緒にいくことになるとは思うのですが、
留学先はアメリカとかヨーロッパなど遠く旅費が高い上に物価も高いエリアではなく、
近くて旅費も安く、物価も安いので滞在費やスクール費用も安く抑えられるアジア地区で大丈夫です。
やや費用がかかる話になってしまうのですが、今回はとにかく「最短でスキルアップ」にフォーカスしているのでこのまま話を続けていきます。
最速で2つの外国語習得を成功させるポイントは5つです。
- 短期集中により最速で会話成立可能レベルに一気に引き上げる
- 年齢は10歳以下までに
- スクール選び
- 費用を安く抑えるべく英語はマレーシア、中国語は台湾
- スケージュールのモデルは年長春に英語、年長秋に中国語
それぞれ解説していきます。
1.短期集中により最速で会話成立可能レベルに一気に引き上げる
短期で語学留学することにより、最速で会話成立可能レベルにまで一気に引き上げることが可能です。
短期で大丈夫??
そう感じると思いますが、
・年齢
・スクール
これらを的確に判断することで2か月程度で可能です。
僕の娘が中国語を習得した際、短期徹底集中の語学スクールに入れたのですが、
・1ヶ月経過 →単語がポツポツ出た
・1ヶ月半経過 →会話をし始めた
・2か月経過 →同年代のネイティブと普通に会話成立
という流れで進んでいきました。
一応お伝えしておきますが、僕の娘はこのスクールに入った時点で中国語の知識はゼロ状態でしたし、特別優秀とかでも全くありません。
2か月ほどの短期集中のレッスンで同レベルに到達できる再現性は高いです。
2.年齢は10歳以下までに
年齢はとても重要です。
このチャンネルでは何度も出てくるポイントなのですが、
言語学者の先生や、子供の英語教育を専門にしている先生などの研究結果や著書での言及によると「言語習得と年齢」は深い関係性があります。
簡単にお伝えすると、3つです。
- 10歳より前の時期
- 10~12歳の時期
- 12歳より後の時期
の各時期分かれますが10~12歳の時期を中心に考えると分かりやすいです。
10~12歳は、母語となる言語が脳内での認識が行われる時期といわれていて、
それより以前だとどんな言語でもスポンジが水を吸い上げるように吸収します。
理屈なく無意識的に言葉を習得していきます。
なので、10歳以下に徹底集中型のレッスン頻度という環境であれば、英語を英語で、中国語を中国語で、というレッスンスタイルで効率的に吸収することが可能です。
実際、僕の娘は6歳の時の2か月間の徹底集中サマークラスで、中国語を会話可能レベルまで一気に引き上げることに成功しました。
3.学校選び
学校選びは、概ね子供向けの初歩レベルを提供しているのであれば問題ないと思いますが、以下の3つがチェックポイントです。
- 短期間で一定レベルまでのスキルが身に付くコンパクトなカリキュラム
- 読んで書いて聴いて話す4方向からのアプローチ
- 「1日6~7時間程度を月曜日~金曜日まで」のような徹底集中型
どれも必須ポイントですので、スクールを選ぶ際はしっかり確認してみましょう。
4.費用を安く抑えるべく英語はマレーシア、中国語は台湾
短期留学を実施するにあたり、
- スクール費用
- 飛行機等の交通費
- 宿泊滞在費
- 食費
これらの費用がかかります。
できるだけ安く済ませるべく、日本から近く、現地の物価が安い国を選ぶと良いです。
同時に治安面も考慮すべきであり、総合的にマレーシアと台湾をオススメしています。
マレーシアでの英語について
英語留学やオンライン英会話で有名なフィリピンと同じく世界的に英語レベルが高いと評価されています。
フィリピンの方が物価がさらに安いのですが、治安面を考慮するとマレーシアという選択になるかと思います。
僕の娘は小6の頃、数か月に渡ってとあるフィリピンのオンライン英会話スクールに参加していて毎回同じ先生を選択していました。
既にそこそこの英語力があったこともあり妹のように可愛がられていました。
その先生がこちらに旅行で来る時に連絡を取り合って実際に会って一緒に遊ぶという約束までする関係でした。
結局、都合が合わずに実現しなかったのですが、今後は逆に、夏休みを利用して、2週間くらいフィリピンのそのスクールに短期で参加してみようと真剣に検討したことがあります。
ただ、結局、治安への不安が払拭できず断念しました。
アメリカでの長期滞在の経験をありますし僕一人であれば、滞在しても良かったのですがやはり娘を連れて行くとなるとムリはさせられないなと。
そういう経緯もあり、僕個人としては、マレーシアをオススメしています。
台湾での中国語について
台湾は飛行機で4時間ほどてアクセスでき、治安もよく、物価的にも安く済ませようと思えばそれも可能という状態です。
娘が6歳の時に実際に通ったスクールもありますし、10歳以下の全く中国語ができない子供が通えるスクールはいくつか存在しています。
中国という選択肢もあるんですが、中国で使われている中国語は簡体字といって、元々の漢字をかなり簡略化したものなんですね。
台湾では繁体字が使われていて、日本語で使われている漢字と共通点が多いというメリットがありますし、多くの日本の旧漢字とも共通しています。
実際、僕の娘は日本の旧漢字を見せても全く抵抗ないですし普通に書けてしまう感じです。
ただ、日本で認知度の高い中国語検定は全て簡体字です。
娘自身は繁体字ができれば簡体字はある程度分かるし、後から少し勉強すれば追いつけると言っていて、実際、日本で中国語検定を受ける時は別途、簡体字への準備はする予定でいます。
繁体字か簡体字か、選択は分かれるところなので、この部分は各自の決定ということになりますが、僕個人としては台湾をオススメしています。
5.スケジュールのモデルは年長春に英語、年長秋に中国語
実施するスケジュールについては、2か所への短期留学ということになるので行ける時に行くと言う感覚よりも、事前に予定をしっかり立てておく方が良いです。
10歳以下の言葉の高い吸収力を利用する形なのですが、僕の娘は幼稚園卒園直後の7歳に近い6歳の時に実施した形になりました。
僕個人としては、このくらいの年齢が良いのかなと思っています。
理由としては
- まず、実際に自分の娘が6歳で実施して上手くいった
- 日本語への影響も全くなかった
帰国後のさらなるスキルアップの方法
ここからは少し話を発展させて、初歩レベルながら、一通りの会話ができるレベルまで引き上げた、そのスキルをどうやってさらにアップさせていくかについてお話していきます。
これに関しては、ポイント、特徴等が5項目あります。
- 帰国後、オンライン英会話、オンライン中国語でスキルアップ
- 12歳まで継続する必要あり
- 割とずーっと楽しく3ヶ国語話者になっていける可能性が大きい
- 講師はネイティブでOK!日本語を介在させる必要なし
- 英語、中国語のドラマ、映画、漫画、アニメなど興味を持ったものはとことん与える
それぞれ解説していきます。
1.帰国後、オンライン英会話、オンライン中国語でスキルアップ
短期集中の海外語学スクール利用で一定以上の語学スキルを付けた後は、オンライン英会話オンライン中国語を利用し、日本国内でキープ、さらなるスキルアップを継続していきます。
自宅のPCやタブレットなどから簡単に受講できるのでお手軽です。
又、スクールによっては「定額で毎日レッスン可能」というタイプもあります。
一定以上の語学スキルがある状態なのでフリートークを主体としたレッスンで「雪だるま式にスキルを高めていく方法」も採れます。
勿論、近所に「通いのタイプ」の良いスクールがあればそちらでも全く問題ありません。
いずれにしても、既に一定以上の語学スキルがある状態のなので余裕をもって独自のペースで進めていけばOKです。
2.12歳まで継続する必要がある
12歳というのは、だいたい小学校卒業する辺りまでってことですね。
10歳以下は、言葉の吸収がとても早いのですが、同時に、忘れていくのもとても早いです。
何もメンテナンスしなければ綺麗に忘れていきます。
前述のオンライン英会話やオンライン中国語を使っていくというのはそういう理由なのですが、年齢的には、脳内で母語の焼き付けが行われる12歳くらいまで継続していく必要があります。
勿論、その後も続けていったほうがさらなるスキルアップが実現しますが、一応、最低ラインとして12歳まで、ということは意識しておいてください。
3.「割とずーっと楽しく3ヶ国語話者になっていける」可能性大
会話が成立するレベルまで一気に引き上げ済みなので、その後のスキルアップが正直楽です。
日本で生まれた日本人の子供は、特に日本語を教わることなく習得し、その後も、親との会話、友達との会話、学校での会話、さらにテレビや本などから特に苦もなく日本語が上達していきます。
それと似たような流れが英語、中国語でも実現する形になります。
英語や中国語のアニメやドラマをみたり漫画を読んだり・・・という中で雪だるま式にスキルがアップしていきます。
なので、勉強してる感覚とは無縁でスキルアップが実現していく形にになります。
4.講師はネイティブで良い!日本語を介在させる必要なし
このチャンネルの他の動画にて、週1程度のレッスンを数年間継続していくスタイルでは
・日本語が話せるネイティブ講師
・日本人バイリンガル講師
を選ぶ必要がある、という内容をお伝えしたのですが、
今回の流れであれば、そういう必要はありません。
既にある程度のスキルが備わっていて、相手の言っていることが理解でき、それに対して応答していくことも可能なので英語ネイティブ、中国語ネイティブの講師で問題ないです。
日本語ができるネイティブ講師や日本人バイリンガル講師を選択する必要があるとどうしても選択できるスクールが限られてくるのですが、そういうことから解放されるので選べるスクールの幅を大きく広げることが可能です。
5.英語、中国語のドラマや映画、漫画、アニメなど興味持ったものはとことん与える
ドラマや映画ならまだしも、子供が漫画ばかり読んでいたりアニメばかり見ていたりするとどことなく親としては心配になり、そろそろ止めなさい・・・みたいなことを言いがちですが、
これが英語や中国語のアニメや漫画なら話は別です。
僕の娘は幼稚園卒業した直後に台湾のスクールへ参加し2か月で会話が成立するレベルまでの中国語スキルを得たことは既にお話しましたが、
実は、その後、そのまま台湾の地元の小学校に入学し中国語で勉強し、中国語で友達と会話し・・・という感じで中国語が第一言語の状態になっていきました。
勿論、日本語も問題なく出来ていたのですが、小学校3~4年の頃、中国語に押され日本語の成長が落ちた時期がありました。
当初はかなり心配したのですが、小学校5年生になった頃、いきなり難しい日本語表現や教えたこともない難しい固有名詞などを使い始めました。
そこを境に娘の日本語は急激に回復していきました。
今では日本語も中国語も完全なネイティブレベルになっていますが、それを実現できたのは、実は、日本語のアニメや漫画に触れたことが最大の要因だったんです。
アニメや漫画は、お遊びの道具・・・みたいな印象ってあると思うのですが、語学の習得という観点では最高の教材となります。
分け隔てなく、使えるものは全て使うというスタンスはとても重要なので、日本に帰国してからのキープ、スキルアップには映画、ドラマ、漫画、アニメなど、幅広く活用すると良い結果に繋がります。
というわけで、ここまで「子供が英語と中国語=2つの外国語を【最速】で習得する実践的な方法」をテーマにお話ししてきました。
今回は「最短」という言葉にフォーカスした内容になっていましたが、実際は、「子供にとって最も楽」な方法でもあります。
アジアの国を選んでいるとはいえ、割と費用が掛かってしまう方法ではあるのですが、「子供の将来」という長期的なスパンで考えると実はコスパは割と良いのでは…と個人的には思います。
共感いただけたパパママは、ぜひ挑戦してみていただければと思います。