子供が英語を話せるようになるオンライン英会話の使い方~トリリンガル育てた体験&15校のオンライン英会話体験から考察

こんにちは、Motoです。

今回は「子供が英語を話せるようになるオンライン英会話の使い方」というテーマでお話していきます。

自宅に居ながらして英会話のレッスンが受けられるなんて、僕の子供時代からすれば、考えられない文明の利器です。

ただ、いくら便利でも効果的な活用をしないと、上達せずただただお金と時間が無駄になっていく…そんなことになりかねません。

今回は、娘を小学生のうちに中国語と英語が使えるレベルに育てた際に得た経験則と、実際に15校の子供のオンライン英会話を娘と共に受けてきた経験とを絡めて、お話を進めていきたいと思います。

子供が英語を話せるようになるオンライン英会話の使い方

早速本題に入っていきます。

使い方のポイントとして8つ挙げられます。

  1. 「オンライン英会話=トーク」みたいな感覚を一旦捨て去る
  2. レベルチェックを必ず利用する
  3. アドバイザーに相談し進め方について助言をもらう
  4. 複数のアドバイスを得て比較検討する
  5. アドバイザーがいないスクールの場合は日本人講師をアドバイザー的な感覚で活用する
  6. 毎回同じ講師を選ぶ
  7. 日本人講師を主軸とする
  8. 「レッスンこそが主体!」ではない感覚で向き合う

やみくもにオンライン英会話に参加するのでなく、目的をしっかり意識し、その達成のためにオンライン英会話を賢く使い倒す…みたいなスタンスで向き合いましょう!

「英会話=トーク」みたいな感覚を一旦捨て去る

オンライン英会話=英語でトーク、 カンバセーション、みたいな感覚ってあると思います。

英語でしゃべる機会を設ければ、英語が自然と上達していくみたいなイメージを持たれている方って結構多いんじゃないかなと思います。

何を隠そう僕自身もそんな考えでした、当初は。

ただ、何でもいいから話していれば上達することは絶対にあり得ません。

話しているだけのレッスンでは、以下のようなループに陥ります。

オンライン英会話で、ただトークする
 ↓
自分が既に持っている語彙や英語表現の中から英語を話す
 ↓
この形でトークを続ける以上、新たな語彙や表現の獲得スピードは遅い

自前の英語表現のストックを作り、拡大させていかないと「自在に話す」ことはできまぜん。

よって、まずは自前の英語表現のストックを作り増やしていく作業が必要になります。

なので「オンライン英会話」というより「オンライン英語スクール」として活用する、という認識の入れ替えがまずは必須です。

無意味にフリートークなどを重ねてお金を無駄にするだけになってしまうので、子供が基本的な英語を「理解し練習し習得していく場」として捉えることが大事になります。

レベルチェックを必ず利用する

子供が英語力をアップさせていくには、現状レベルを正しく知ることが肝心です。

親が自分の子供のレベルを知るだけでなく、「現状をスクール側に伝える」という意味合いもあります。

オンライン英会話のスクールには、レベルチェックを実施しているところが結構あります。

そういうスクールを選び、子供の現状レベルをしっかり把握しましょう。

アドバイザーに相談し進め方について助言をもらう

レベルチェックを済ませたら、その結果をもとにアドバイザーさんに今後について相談しましょう。

チェックポイントは以下です。

  • 到達したい英語レベルを伝える
  • 今後のカリキュラムや使用教材等の助言をもらう

目的に合致しているカリキュラム
 ↓
カリキュラムに沿ったレッスン内容の継続

という流れをふみ、目的達成のための体系的なレッスンを受けていけるよう環境を整えます。

複数のアドバイスを得て比較検討する

アドバイスは必ず複数得るようにします。

1社のみのアドバイスだけだと、比較検討できないためです。

実際、娘と15校のスクールさんを体験した中で複数のアドバイスを受けましたが、各社、アドバイスする内容が異なりました。

というより、各社で対応できることに差があるため、提案される内容にも当然差が出るんですね。

複数のアドバイスを受けてみて、はじめてこのことに気付きます。

面倒でも、複数のスクールさんからアドバイスを受けるようにしましょう。

アドバイザーがいないスクールの場合は日本人講師をアドバイザー的な感覚で活用する

アドバイザーさんがいないスクールの場合、日本人講師にアドバイザー的な感覚で対応してもらうという方法もありです。

実際、この方法、かなりクオリティ高く機能しました!

さらにこの方法だと、同じスクール内で、複数の講師さんからアドバイスを得ることができるというメリットもあります。

実際、講師さんによって提案が異なったりもします。

それに何より、その講師さんの力量が分かったりもするんですね。

そこでアドバイスされた内容が、その後、そのままその講師によるレッスンに反映されますので、講師選びの材料としてもそのまま活用できるのも好都合です。

毎回同じ講師を選ぶ

前項とも深く関係しますが、基本、講師は固定したほうが良いです。

スクール側は、毎回違う講師が担当しても、しっかり引き継ぎができる仕組みを用意しているはずですが、それでも、毎回同じ講師が担当したほうが、生徒についての理解度が確実に上がります。

  • 生徒の英語のクセ
  • 生徒の弱点
  • 生徒のパーソナリティ
  • どうやったらその生徒のモチベーションが上がるか

などなど。

これらの理解が上がることで、全体のクオリティも高くなっていくでしょう。

単に英語力を伸ばすだけではなく、人間性の部分からある程度の理解をしてもらっている方が、結局、英語力の成長スピードに良い影響をもたらしてくれると思います。

過去、僕も娘の講師をずっと固定していましたが、物凄く仲良くなって、というより、講師が娘を凄く可愛がってくれた…という流れになりました。

実際、講師がバケーションだから遊びに行くね…みたいな流れになったくらい仲良くなったりもしました。

このおかげもあって、娘はオンライン英会話への印象が向上し、以前と異なり、オンライン英会話でのレッスンに苦手意識をもつことがなくなりました。

ただし、同じ講師を予約したくても、毎回必ず予約が取れるとは限らないという現実もあります。

その際、メインの講師を決め、それ以外にも2~3人の講師を確保し、ローテーションしていく形もありです。

このスタイルだと、メイン以外の講師に、現状の進め方で大丈夫なのかのセカンドオピニオン的なアドバイスをそれとなく聞いてみる…そんな選択も可能になります。

この辺はそれぞれですが、いずれにしても、毎回毎回全く異なる講師ではなく、ある程度、講師は固定させることを経験上おすすめします。

そして、最終的に到達したい英語レベル、その実現のための方向性の軸を、全ての講師と共有し、誰が担当しても軸がぶれない体制をつくるように心がけましょう。

日本人講師を主軸とする

基本的に、講師は日本人バイリンガルを軸にすることをおすすめします。
(ただし、日本語が話せるネイティブだったら勿論OKです。)

理由は2つ。

1つ目は、前項までの流れをスムースに実現していけるから。

ここまでを読み進めてくると、まあ当然だけど、日本人講師の方がしっくりと機能しそうだよね…という流れは理解できると思います。

2つ目は、基本的な英語力がないと、英語で英語を教わるのは効率的でない場合があるからです。

ネイティブやフィリピン人等の英語オンリーの講師を選ぶ場合、レッスン頻度がかなり高く、母語でのサポートが無くても英語を理解して進んでいける仕組みが整っている場合にのみオススメできます。

「英語で英語を習っていく」メリットは理解していますが、それは環境がしっかり整った場合でないと、効率が著しく落ちる…と考えています。

逆に言えば、環境がしっかり整っていれさえすれば、大いにメリットを享受できることになります。

なので、その辺りの判断を親がしっかり実行していく必要があります。

以下、実際のケースですので、参考にしてみてください。

実際、ネイティブ講師が英語を教えることを売りにしている通い型のスクールでも、基礎的な英語力がない生徒のクラスには、日本人のサポート講師との2人態勢でレッスンを進行していたりします。



さらに、僕の娘が通った英語スクールは講師は全員アメリカ人でしたが、全員、バイリンガルのアメリカ人でした。

全てのカリキュラムを終えるのに3年半かかるスケジュールでしたが、英語の基礎力がない前半の2年間は、母語で解説を受けながら英語を勉強していくスタイル、基礎力がついた後半の1年半になってはじめて、英語のみでのレッスン…という形か採用されていました。



さらに別の事例として、僕の娘が中国語を2ヵ月で会話可能レベルまでスキルアップさせた時は、短期集中型のサマーキャンプでした。

この時は中国語を中国語で学びました。

ただ、徹底的な集中スタイルで、朝から夕方まで1日7時間、これを月曜日から金曜日までの週5日という圧倒的な接触頻度でした。

このような濃密な接触頻度であれば、「英語で英語を習う」スタイルが効果的に機能すると思いますが、頻度が低いと、どうしても効率が落ちる結果になると思います。


ただ、個人差は存在するので、上記条件に沿わなくても、試したい方は試してみると良いです。

その場合でも、上記条件を意識しつつ試してみていただければなと考えています。

「レッスンこそが主体!」ではない感覚で向き合う

オンライン英会話に限らず、レッスン当日が全て…みたいな感覚ってあると思います。

でも、週に1~2回程度、それぞれ1時間~1時間半程度英語に触れても、話せるレベルまで到達することはありません。

極言すれば、毎日、英語に触れる必要があるわけです。

といっても、なかなか毎日は厳しいかもしれないので、週に4日程度の接触頻度は意識したいところです。

なので、スクールや講師を選ぶ際に、レッスン当日以外に取り組む宿題を提案してくれるところを選びたいですね。

英語が超楽しいー!

…みたいな英語にドハマりしてる人って、間違いなく凄いスピードで上達してきます。

英語に限らず何でもそうですよね。

そうなれば理想ですが、でも、なかなかそうはなりません。

でも、話せるようなレベルに到達するには、実質、それと似たような流れを踏んでいく必要があります。

そういう頻度の中に、週1~2回のレッスン当日がある…そういう感覚ですね。

同時に、オンライン英会話を日本人講師でやっていくとなると、多くのスクールである程度の料金がかかる結果になると思います。

そういう意味合いからも、週1~2回のレッスンが現実的となるでしょう。

であれば、話せるようになるレベルに到達できるかは、まさに、レッスン当日以外の日に、如何に英語に触れられるかにかかってくると言えます。

ここを大事にできるかできないかで、最終的に到達できるレベルに大きな差が生まれることは間違いありません。

この部分は、継続がしっかり実施していけるよう、親がある程度サポートしてあげると良いと思います。

まとめ

ここまで、子供が英語を話せるようになるオンライン英会話の使い方についてお伝えしてきました。

最後にもう1度おさらいすると、

  1. 「オンライン英会話=トーク」みたいな感覚を一旦捨て去る
  2. レベルチェックを必ず利用する
  3. アドバイザーに相談し進め方について助言をもらう
  4. 複数のアドバイスを得て比較検討する
  5. アドバイザーがいないスクールの場合は日本人講師をアドバイザー的な感覚で活用する
  6. 毎回同じ講師を選ぶ
  7. 日本人講師を主軸とする
  8. 「レッスンこそが主体!」ではない感覚で向き合う

というポイントを押さえつつ、オンライン英会話を賢く使い倒す感覚で向き合っていきましょう!