【講師50人超体験済み】子供がオンライン英会話を嫌がる時の対処法&子供が自ら向き合い方を変えるサポート方法【小学生の英語学習】

こんにちは、Motoです。

今回は、「オンライン英会話、子供が嫌がるんですけど、何か良い方法ないですか?」というご相談に対するアドバイスをお伝えしていきます。

子供が嫌がるのって、凄くよく分かります。

僕の娘は小5の時からオンライン英会話を始めて、これまでに約120回のレッスンを受けてきました。

実はその前に、小2の時から週2回通う英語塾で英語自体は勉強していて、年齢の割には英語力は結構ありました。

ナチュラルスピードで話すアメリカ人の英語が問題なく聞き取れて、それに対して年相応の受け答えでコミュニケーションが成立できる、それくらいのレベルになってきました。

にもかかわらず、オンライン英会話のレッスンでは、最初はかなり緊張していて、 結果、変な空気感のコミュニケーションになったりして、フィリピン人の先生もドン引きしてる・・・みたいな感じになったりしました。

大人でもオンライン英会話に苦手意識を持つことも少なくないですし、増してや子供なので、嫌がるという反応を示すのは、特別なことでも何でもなく、ごくごく普通の事だと思います。

問題は、親が上手くサポートして、気持ちよく、子供がオンラインでレッスンを受けられるようにほぐしてあげることが大事なので、ここから解決策等を一緒に考えていきたいと思います。

子供がオンライン英会話を嫌がる時の対処法

まず、子供が何を嫌がっているのかについてハッキリさせることからスタートします。

観察するなり、それとなく聞き出すなりをして、何が原因なのかを探りましょう。

そもそも、年齢がまだ低い場合、PCの前に座ってオンライン英会話のレッスンを受けることに適していない段階である場合もあります。

以下、4つのパターンにおいて、対処法をお伝えしていきます。

1→先生との相性が問題の場合

 
過去、120回のレッスンで、約50人の講師と時間を共にしてきました。

相性的に、噛み合う、噛み合わないは確かに存在します!

合わない人とはとことん合わない、合う人とはとことん合う…これがリアルな現実です。

この先生は最高ー!という場合以外は、毎回違う先生を予約するスタンスで進めていくことをオススメします。

先生によっては、相性以外にも、「ちょっとこういう態度、どうなんかなー」って思うパーソナリティの方もいたりします。

あんまり酷い感じだったら、レッスン途中でストップしてOKです。

それによって、よりオンライン英会話が嫌になってしまっても何の得もないですので。

あらかじめ、先生との相性の問題は必ず存在するものとして向き合っていくスタンスが必要になります。
  

2→やってることが難しい、おもしろくない場合

先生がリードする雰囲気、そのスクールが提供しているレッスンの内容を、子供が楽しくない、難しいと感じる場合があります。

その場合は、アドバイザーへ相談したり、別のスクールを探してみるなどの対策がおすすめです。

スクールによっては先生が独自のカラーを打ち出したレッスンになっていて 、先生が変わることでレッスンが大きく変化する場合もあります。

とにかく、現状とは違う方向性を試してみるべく、何らかのアクションを起こしてみてください。

3→相手は外国人、先生、大人、人間関係の距離感が掴めていない場合

小学生だと「オンライン講師=学校の先生」という図式を持ったままレッスンに向き合っている場合もあります。

特に講師がフィリピン人の場合などは、結構フレンドリーなノリで接してきたりします。

そんな状況で、学校の先生に接するような生真面目な態度でいってしまうと、距離感が上手く噛み合わない流れになることもあります。

僕の娘は、最初のうちは、この流れでかなり苦労していました。

仮に英語ができるとしてもそれは単に英語力であり、コミュニケーション能力は別モノです。

親が横について、円滑なやりとりができるよう気になったところをメモして後から伝え、1つ1つ改善していくことで好転していきます。

実際、僕の娘はそういう良い流れに変化していきました。

面倒な部分ではありますが、オンライン英会話は社会慣れ対策の1つとして捉えていくと得られるものも大きくなると思います。

4→話が続かない、次の言葉が出てこない場合

前項とは真逆のパターンです。

コミュニケーション能力はあっても英語力が伴わなず、言いたいことが伝えきれず、もどかしい…そんな状況。

その場合、「自分の英語表現のストック」を持つべく努力すると良いです。

例えば自己紹介の文章。

自己紹介は先生が変われば、毎回使えるし、一旦基本的な自己紹介を作ってしまえば、その後改良していけるので便利です。

オンライン英会話以外でも使う機会はある可能性がありますよね。

自己紹介以外にも、欧米文化では、

  • 週末は何をしてエンジョイしたか?
  • 今日1日、どんな過ごし方をしていたのか?

みたいな内容もよく訊ねられます

これらも、自分の言葉で英語にする練習をしておくと一石二鳥です。

自分の英語表現のストックも拡大していくし、講師との会話もスムーズに流れていけますしね。

そもそも、スムーズに英語で表現できると子供自身が楽しいと感じる流れに自然となっていきます。

子供が自ら向き合い方を変えるサポート方法

ここからは、子供自身が、オンライン英会話への向き合い方を自ら変えることに繋がるような親のサポートについてお伝えしていきます。

「講師との相性」を良い方に最大限活用する

僕の娘は、英語力はあったものの、講師との距離感がうまくつかめず、ある種の恐怖感みたいなものを感じてしまっていました。

そもそも、自分からどんどんコミュニケーションを仕掛けていけて、時に、軽口を叩いたりできるようなコミュ力は全くない状態でした。

なので、

  • その部分をしっかり理解してくれて
  • 上手くカバーしてくれて
  • コミュニケーションを引き出してくれる

そんなタイプの先生を専属でつけるようなスタイルにしたい!


そう考えるようになりました。

そこで、僕自身もオンライン英会話をスタートし、子供も担当できる女性の講師に絞ってレッスンを受け、娘に合いそうな先生を探すことにしました。

何人かのレッスンを受ける中で、この人だったら娘に合うかも…という先生に出会ったので、

  • 娘の現状
  • 娘のパーソナリティ
  • うまくコミュニケーションを引き出して欲しい旨の要望

これらを伝えると快諾してくれたので、彼女に娘を預けることにしました。

毎回、深夜に予約を必死でとり、その先生のレッスン枠を確実に抑えるなど、パパも頑張りました。

結果的には、娘との相性も抜群で、一気に苦手意識はなくなっていきました。

その後は、親が何も言わなくても毎回自分で準備を整え、自分のスマホからレッスンを受ける流れになっていきました。

正直、ここまで上手く目論見がハマってくれるとは思っていなかったです。

毎回自分で準備して楽しそうにレッスンを受けてる娘を見るにつけ、とても微笑ましい気分になっていました。

前半部分でも先生との相性について触れましたが、子供のオンライン英会話に対する向き合い方まで変えてしまうほど「講師との相性」という要素は強烈なパワーを持っています。

親のサポート次第で、好転させられる好例と言えると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

ご褒美でつる

賛否両論あると思います。

勿論、原因を探り、出来る限り環境を改善することを優先してからですが、頑張ったらご褒美をあげる…という方法は全然ありだと思います。

特に、お子さんの年齢がまだ低い場合は、このやり方しか選択肢がない…なんて状況もあるかもしれません。

やみくもに与えるのではなく、継続が実現していくような仕組みでご褒美を活用するといいですね。

ご褒美の仕組みを続けながらも、子供にとってのネガティブ要素を除いていく作業や、より興味をもつスクールやレッスン内容へのバージョンアップも継続していってください。

高い英語力を身につけた未来に待っているものを語ってあげる

小学生以降の年齢でオススメです。

その子の得意なこと、将来的にやりたがってることなどに、高い英語力がくわわった場合

  • 大人になったら外国でお仕事してるかもよー
  • アメリカとかに住んでるかもよー
  • もっと現実的なことを言えば、もっとお金が稼げて悠々自適に暮らしてるかもよ~

などなど。

それぞれの環境で、語ってあげられることは大きく変わってくると思います。

高い語学力が加わることで、その子の人生がより充実したり、より活躍出来たり…みたいなことを語り、未来を見せることってかなり大事だと思っています。



僕は、これホントによくやってましたし今もやってます。

結局、人の人生って、キーワードは「専門性」だと思います。

特に、今はSNS等を使って個人で発信していける時代です。

  • どれだけ質の高い専門性をもっているか
  • どれだけ幅広い専門性をもっているるか

これって凄い大事で、大事な我が子を生涯守り続ける武器になったりもするわけです。

参考までに僕の娘の場合は、オンライン英会話を始めた時点で、既に中国語が出来る状態でした。

英語ができるようになれば外国語が2つ使える状態になります。

大学や専門学校へ入学する際は、既に2つの専門性がある状態で入学していくことになります。

普通は大学に入って英語勉強する、中国語勉強するなどの流れになるわけですが、既に2つの専門性をもった状態ってことです。

そしたら大学や専門学校では、自分がホントにやりたいことを学ぶ、という選択が取れるんだよ…と褒めながら語るようにしていました。

それ以外にも「もっと語学がレベルアップしたら、高校生になったら翻訳や通訳などに関連するバイトができるかもよ」とか、

「大学や専門学校に入ったら、居酒屋とか飲食店などでバイトせず、そのまま翻訳や通訳などの関連の仕事を継続していって、在学中に自分の会社つくってしまえ」…みたいなことも実際に伝えてきています。

「その後は、そこまでの実績を基軸に、身につけた専門分野で好きに生きていけ!」

「SNSやWEBを活用すれば好きな場所で好きなことしながら生きていけるぞ!」

みたいなことを伝え続けています。

その甲斐あってか、娘も、結構そういう方向で将来像をイメージするようになってきています。

ついこの前は、「私はどこかの会社で雇われたりは嫌だ。自分で何らかの活動をしていきたい!」みたいなことを言ってきました。

そうなってくると、今度は逆に、そういう方向で生きていきたいのであれば、「やっぱり英語のスキルはしっかり伸ばしておくことは大事になってくるぞ」…というセリフを親が言える状況になってきます。

「楽しくやらせたい」ってことと、「嫌なものは取り組まない」…、これらは明らかに別モノです。

幼少期ならわかるけど、小学生以上なら、たとえ嫌でも向き合う必要がある時もあります。

実際、学校では普通に様々な教科を勉強しているわけなので、嫌でも何でもやらなきゃならない状況に既に向き合っています。

その子の将来的な希望に沿った「いい感じにイケてる未来イメージ」をしっかり見せてあげることで、向き合うべき時にしっかり向き合っていける姿勢を整えやすくなると実感しています。

よって、オンライン英会話のレッスンに対して、根本的な姿勢の部分から変わっていくきっかけになるかもしれません。

実際、僕の娘は語学に対してだけは異常なモチベーションを示すように変貌していっています。

まとめ

今回は、「オンライン英会話、子供が嫌がるんですけど、何か良い方法ないですか?」というご相談に対するアドバイスをお伝えしてきました。

まとめると、

  1. 原因を探る
  2. 原因別に適切に対処をする
  3. イケてる未来イメージを見せてあげて、嫌だけど向き合うべき時には向き合える姿勢づくり

こういう流れで、現実のネガティブ要因を取り除きつつ、子供自身の内側からポジティブなスタンスが生まれてくるような方向を模索していくことが良いのかな…と体験的に実感しています。

お子さんの特徴に合わせて、上手く活用してみてください!